解説
1978年ごろ朝鮮半島から日本に持ち込まれ,初期には東京都,神奈川県,山梨県などの関東周辺で見つかった。幸い科学園では未確認だが,八王子市内では陣馬山麓などで早くも1979年には確認された。現在では本州から九州までの各地で発生している。移動能力が弱く,あちこちに飛び火的に発生地が見つかる傾向があることから,日本国内での分散もほとんどは人の手によって行われていると思われる。河川敷などで大発生した時には,ホソオチョウで窒息するのではないかというほどの異常な数になることもある。発生は数年間で終息することもあり,長期間継続して発生している場所は多くはないが,同じ食草を利用する在来のジャコウアゲハに影響を及ぼす可能性が指摘されている。関東地方では年に4回発生する。
ホソオチョウ(ホソオアゲハ)
Sericinus montela Gray
成虫
成虫 成虫
幼虫
中齢幼虫
食草:ウマノスズクサ 生息地
キャッチフレーズ
チョウには罪はないけれど・・・元祖人為的侵入種
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分布 本州,九州
年間の発生回数 多化
食草等 ウマノスズクサ
成虫の発生時期 4-9月
越冬態