解説 |
草原や林縁にすみ,活発に飛ぶ。オカトラノオやヒメジョオンなどの草本の花だけでなく,リョウブやノリウツギなどの木本の花もよく訪れる。裏面の黄色が白い花上でよく映える。本州には似た斑紋の種はいないので,見間違えることはない。セセリチョウには湿地や汚物に集まる性質を持った種も多いが,そのような種も含めてほとんどの種が花を好んで訪れる。胴体が太く,一見チョウらしくないスタイルで,色彩も地味なため,セセリチョウ類は蛾と間違われやすいが,太陽の光が大好きな陽気な仲間が多い。草上では,後翅を全開,前翅を半開して止まり,雄は他個体を激しく追飛する。科学園記録種。 |
分布 | 北海道,本州,四国,九州,南西諸島(トカラ列島以北) |
年間の発生回数 | 2化 |
食草等 | ススキ・ササ類などのイネ科 |
成虫の出現時期 | 6-7月,8-9月 |
越冬態 | 幼虫 |