

| 分布 | 北海道,本州,四国,九州 |
| 年間の発生回数 | 2化 |
| 食草等 | ササ類 |
| 成虫の出現時期 | 6-7月,8-9月 |
| 越冬態 | 幼虫 |
| 解説 |
| 食草が特殊なわけでもなければ,生息地が局限されるわけでもない。かつて北関東では,場所によってはイチモンジセセリよりも多かったとさえ言われる。こんな普通種が理由はよくわからないが,日本各地で減少しているらしい。このままでは,この種もレッドデータリスト入りしてしまうかもしれない。今は減少しているとは思われない普通種についても,その生息地の好みや生態が近縁種とどう違うのかを調べておくことは,ある種の衰亡原因を探るための有力な手掛かりになるだろう。草原の花によく集まり,“ハナセセリ”の別名もある。イチモンジセセリとやや似ているが,本種では後翅裏面の点列が互い違いに並び,翅形も丸みを帯びる。科学園記録種。 |