分布 | 北海道,本州,四国,九州 |
年間の発生回数 | 夏1化 |
食草等 | ミズナラ・カシワなどのブナ科コナラ属 |
成虫の出現時期 | 7-8月 |
越冬態 | 卵 |
解説 |
早朝にアイノミドリシジミがテリトリー(なわばり)を見張っていた同じ梢で,昼から夕方にかけてはエゾミドリシジミが占有行動をとっていることも多い。アイノミドリシジミは大木の多い高齢の林に依存しているが,エゾミドリシジミは生息できる森林環境の許容範囲がやや広く,道路沿いの狭い林や若い二次林にも見られることがある。牧場の疎林などにも多い。オオミドリシジミ属 (Favonius)の成虫は互いによく似ていて紛らわしいが,雄では翅表の緑色の色調や黒い縁取りの太さ,後翅裏面の肛角部(尾状突起の付け根付近)の橙色部の形状,尾状突起の長さなどに違いがある。 |