解説 |
山頂が開けた草原になっているような場所や,林道が少し広くなったような場所で,ススキやワラビなどの草本や低い木に止まって,早朝にテリトリー(なわばり)を見張る。通常,アイノミドリシジミよりもやや遅い8時~10時ごろが活動のピークになる。同じ場所で同じ時刻にオオミドリシジミを見ることがあるが,本種とは異なり,林に近いやや高い木の枝にテリトリーを張ることが多い。空間的なすみ分けが行われているようだ。クリやノリウツギなどの花で吸蜜することや,湿地で吸水することもある。昼近くになると活動をやめて姿を消す。オオミドリシジミとよく似ていて,かなり紛らわしい個体もいるので注意が必要。 |
分布 | 北海道,本州 |
年間の発生回数 | 夏1化 |
食草等 | ミズナラ・コナラなどのブナ科コナラ属 |
成虫の出現時期 | 7-8月 |
越冬態 | 卵 |