クロツバメシジミ
Tongeia fischeri (Eversmann)
成虫
成虫 成虫
成虫 成虫
成虫 成虫
成虫 成虫
食草:ツメレンゲ 生息地
キャッチフレーズ
解説
崖地や河川の堤防など,他のチョウがあまり多くない環境にすんでいる。食草のベンケイソウ科が多肉植物で,乾燥した場所に生えるためだ。真夏の河原で地味な小さいチョウを追いかけるのには根気がいるが,幸いこのチョウの活動範囲は狭く,食草の周囲を遠く離れるようなことはあまりないので走り回らずにすむのはありがたい。関東周辺では近年新産地が続々と発見され,以前ほど珍しい種という感じはしなくなったが,分布が局地的であることには変わりはない。大きくまとめると,「関東・中部地方」,「近畿から山口県の瀬戸内海側と四国・九州の内陸部」,そして「対馬を含む九州北西部沿岸」,の3つの分布圏があり,それぞれ別亜種とされる。土砂崩れを防ぐために道路の法面などにコンクリートを吹きつけることがあるが,それが理由で絶滅した産地も多い。
限界の環境に生きる
分布 本州,四国,九州
年間の発生回数 多化
食草等 ツメレンゲ・イワレンゲなどのベンケイソウ科
成虫の出現時期 5-10月
越冬態 幼虫
レッドリスト 九州沿岸・朝鮮半島亜種/準絶滅危惧(NT)
東日本亜種/準絶滅危惧(NT)
西日本亜種(中国地方・四国・九州内陸亜種)/準絶滅危惧(NT)/準絶滅危惧(NT)
東日本亜種/準絶滅危惧(NT)
西日本亜種/準絶滅危惧(NT)

戻る