解説 |
なんとなく橋の近くでよく見かけるようなイメージがあるが,それは食樹が川の縁に生えるクルミだからだろう。種子が川に流されてクルミは標高の低い所にも生えていることがあるが,このチョウは低地にはいないようだ。特殊な斑紋なので,見間違うような種はない。オニグルミを食樹としているチョウは,日本ではオナガシジミだけ。同じクルミ科でもサワグルミやノグルミを食べることはない。長い竿で枝から叩き出しても,食樹を離れて遠くに飛び去るようなことはあまりなく,すぐにまた同じ木に戻ったり弱々しく下草などに舞い降りたりする。 |
分布 | 北海道,本州(隠岐を含む),四国,九州 |
年間の発生回数 | 夏1化 |
食草等 | オニグルミ |
成虫の出現時期 | 7-8月 |
越冬態 | 卵 |