分布 | 北海道,本州 |
年間の発生回数 | 夏1化 |
食草等 | カサスゲ・テキリスゲなど |
成虫の出現時期 | 6-8月 |
越冬態 | 幼虫 |
解説 |
食草のスゲ類が湿った場所に生えるため,このチョウも湿地の周りの林などに多い。晴れた日の昼間はあまり動かず,曇った日や夕方に活発になる。遠くに飛び去るようなことはあまりないが,近づくとすぐに藪に飛び込んでしまうため,採集も撮影もやりにくい。霧の中で草木の間を潜るように巧みに飛ぶ姿は,まるで忍者のようだ。樹液を好んで訪れるが,サトキマダラヒカゲのように沢山の個体が1か所に集中して集まっていることはあまりないようだ。日本産のジャノメチョウの仲間では,クロコノマチョウの秋型と並んで最も大きい。関東・中部地方では山地に多い種で,平地では局地的。 |